December 27, 2006

世界で一番愛しているの。

今朝、ありすが息を引き取りました。

ここ数日、ぐったりとして、歩けなくなって、食べることもできなくなって。
それでも、あたしと母を捜して、小さな声で、「ぬーぬー」と鳴いて。
その鳴き声は、次第に吐息のように「ふ…ふ…」に変わった。
三日間、夜、添い寝をして。
いっぱい抱っこして、名前を呼んで、撫でて。

そして、昨夜、譲っていただいた大野舞台、キャンセルして。
泣きながら家に帰って、ずっと見守って。
母とあたしの間で眠らせて。
苦しいのか、鳴かなくなったあの子に、「ありす!ありす!鳴いて!」と取り乱したら。
あの子は、小さな声で、「ぬ…」と鳴いた。
そうなの、あたしや母の心の内がわかるかのように、賢い子だったの。
そして。

今朝、苦しい息が次第に穏やかになったと思って、少し安心して朝ご飯を食べて。
出掛ける前に、もう一度顔を見ようとしたら。
苦しい喘ぎ。
何度も何度も。
手を伸ばして、口を開けてるけど、もう声は出なくて。

何度目かの喘ぎのあとに、ありすは動かなくなりました。

あたしが中学生の時に我が家にやってきた天使。
甘えんぼで、わがままで、本当に手がかかる子だったけど。
それでも、かけがえのない。
世界で一番愛しい子でした。

枯れるほど泣いても、涙が止まりません…。

明日は、個別で焼いてもらいます。
そして、骨を拾って、あたしと母で分けようと思います。

今、あたしのベッドで寝かせているのだけど、あんなにくにゃくにゃだったやわらかくて温かい身体が。
もう、氷のように冷たくて。

眠っているようなのに、もういくら呼びかけても目を覚まさないの。
諦めきれずに何度も何度も名前を呼ぶけど、もう、決して、目を覚ますことはない。
もう、決して。

November 25, 2006

まるで、天使のようだね。

今日はお休み。
一週間、学生の指導にあたってました。ふう。
看護学生ってのは、まあ、20歳そこそこの子が多いのですが、肌がぴっちぴちだ(笑)!
慣れない敬語(ときには丁寧語)を使いつつ、イジワルな指導者(あたしだ)のツッコミにもめげず。なんとか頑張って今週はひとりも欠席せずに実習しました。
来週も頑張れー。って、あたしはもうちょっと指導は休ませてください(ほほ)←学生を指導するとさあ、患者と学生、ふたりの面倒みなきゃなので、倍のエネルギーが必要。もー、疲れたってば!

そして、今週のU-21の試合。水野くん、ホント、カッコよかった!っつか、可愛かった!顔が!(ここ重要)
気の強そうな瞳。鋭くサイドを切り裂いて。絶妙なクロス。うわあ!あれはたっちゃん?←違います!
まあ、素人目でもわかるヘボい試合運びでしたが、あたしはA代表よりも若い子の試合のが好きー。なんていうのかな、若いんだよね、なにもかも。面白いの。
この前のナビスコ杯で、試合終了後に涙したますだくん。今回もあまりのお顔の可愛さにびびったよ。
うふふ、これからも楽しみー。

んで、バレーボールやってるじゃないですか。
山本が健在で嬉しい。前は、「若いなあ」というよくもわるくも、そんな印象があった彼ですが、すっかり日本のエースですね。テレビの前で、「やまもとっ!」と叫べる嬉しさは、あたしがただたんに某マフィア漫画の山本好きであることが大きく影響しているかと。なんか、嬉しい。←ささやか過ぎる。

さて。
いま、毎日のように実家に通ってます。
愛猫ありす、去年の夏に、「もう覚悟してください」と言われたのですが、なんとか頑張ってくれて。
でも、もうそろそろ、なのかな。もう、ね。
ごはんを食べなくなりました。
食べたとしても、一日に大匙一杯くらいがいいとこ。
足が弱ってたけど、もう、歩くのも立つのも辛いみたいで。
数日前には、痙攣をおこしました。
ここのところずっと不機嫌な顔しかしなかったあの子が、ここ数日、それが嘘のように天使のように穏やかでやさしい顔をしているの。
あたしが実家を出てからは、随分とよそよそしかったあの子が、抱っこしても嫌がらず。
おおきな瞳。すいこまれそう。でも、そのおだやかさが、こわい。
「ごはん食べなくなったらあっという間だよ」
愛するペットを失くした人は、そう言います。たしかに、そうなのかな…。
数日前は、あたしが買ってきたシュークリームを一心不乱に舐めたけど。「ねーねの指から甘いの出るね。もっとちょうだい!」って嬉しそうだったよ。でも、もう、今日は大好きなクリームも、ふんふんとにおっただけで、「いらない」と顔を背けられた。
あたたかくて、やわらかい、あたしの、あたしと母の天使。
22年前に我家にやってきて、年中無休で「可愛い屋さん」をしてくれた。
今度こそ、あの子の命は消えようとしているのだろう。
それでも、生きていて欲しいと思うのは、あたしのエゴなのだろうか。
でも、まだ生きているんだよ。まだ、まだ。
だから、あたしは毎日点滴してあげて、あの子の好きそうな甘いクリームを買って。
そして、やさしく撫でて、抱きしめて。ありす、ありすと呼びかけて。
あたしがどれだけあなたのことが好きなのか。どれだけ大切なのか。
もうすっかりと痩せて小さくなった身体に刻みこみたいの。あの子が逝くときに、寂しくないように。
ああ、もう、おしまいのときが、ちかい。

September 23, 2004

ありすのなみだ。

かたん。
あ!おかあさんがかえってきた。
よいしょ。
ありす おててがいたいの。だからあんまりはしりたくないけど おかあさんがかえってきたから だっこしてもらわなきゃ。
「ありす?ごめんね、遅くなったね」
…おかあさんじゃない。おねーさんだ。
おかあさんはどこ?おかあさんはまだ?
おねーさんはありすをだっこすると よしよしってかみをなでた。
もう おねーさん いたいよう。へたくそ!
おかあさんは もっときもちよく なでなでしてくれるのに。
「あのね、おかあさん、しばらく帰ってこられへんからな。その代わりにねーねがおるからな」
え?かえってこないって?どういうこと?ねえ、おねーさんってばあ!
だっこしてくれたおねーさんからにげて おあかさんをさがすの。
おかーさーん!おかーさーん!どこー?ありすのおかーさーん!

おかあさんはそのよる かえってこなかった。
おねーさんがくれたごはんは おかあさんがくれたごはんとちがって ちっともおいしくなかった。

***

そのひから ずーっとおかあさんはかえってこなかった。
あさ おきても。
おひるねから おきても。
よなかに めがさめても。
ずっといないの。どこにもいないの。
おかあさん どこいったの…?
ありすのこときらいになったの…?
おかーさーん…。

***

おかあさんのかわりに おねーさんがありすにごはんをくれる。
「ありす。ただいま」
おねーさんは いつも よるおそくかえってくる。
ありすは おねーさんがかえってくるまで ごはんがないの。
おなかがすいて にゃあにゃあなくけど だれもごはんをくれないの。
げんかんのかぎがガチャガチャすると とんでいくけど そこにはおかーさんじゃなくておねーさんがいるの。
でも おねーさんは ありすのことぎゅうってしてくれる。
おもいだした。
ありすがあかちゃんだったころ おねーさんといっしょにねんねしてたんだ。
おねーさんのつくえでゴロンってして。おねーさんのおふとんのなかで いっしょにねんねして。
…ずっとわすれてた。
「ありす、イイコやな。ありすは可愛いな」
うん ありすはいいこなの。
でも ありすはいいこにしてるのに どうしておかあさんはいなくなったの?
「にゅういん」ってなに?
「おかーさんが びょうき」ってなに?
「ほっさ」ってなに?
ちっとも わかんないよう。
でも わからないことだらけだけど。
ひとつだけ ありすはわかった。
にゃあにゃあってないても おかあさんは いないってこと。

***

おひるねしてたら おねーさんがなでなでしてた。
もう せっかくねんねしてたのに。
でも なでなではきもちいいから もっとして?
「ありす、お母さんもうすぐ帰ってくるって」
…え?おかあさん、かえって…。
ねえねえ おねえさん それって うそじゃない?
ねえねえ いつ?いつかえってくるの?
おねえさんにそういったら おねえさんは わらってありすをだっこしてくれた。
おかあさん かえってくるの!おかあさん ありすのおかあさん!
おねえさんが げんかんに つれていってくれた。
ありすは おねえさんのだっこからにげて げんかんのまえで いっしょうけんめいないたの。
おかあさんに ありすのこえがとどきますようにって。
おかあさんが はやくありすのことだっこしてくれますようにって。
ガチャガチャ。
かぎのあくおと。
「ありす」
おかあさんだ…ありすのおかあさんだ…!
「ありすありす…」
おかあさんが ぎゅうってしてくれる。
おかあさんのにおい おかあさんのこえ おかーさん おかーさん ありすのおかーさん

おかーさんが ごはんをくれた
おかーさんのごはんは おいしい やさしいあじがするの
おかーさん おかーさん
ありす いいこにしてるから だから だから
ありすのまえから いなくならないで
どこにも いかないで
おかーさん おかーさん…

母が外泊で一時帰宅したことを告げると、ありすはにわかに挙動不審になって、玄関で母が帰ってくるまで鳴き続けました(苦笑)
そして、母に抱かれたあの子は、涙でその大きな瞳を濡らして。←猫だって泣くんですよ。
あの子にとっては初めての経験。母と離れ離れの約9日間を取り戻すかのように、ありすは母に甘え続けて。
そして、ようやく落ち着いたのか、いつもの座椅子、いつものクッションの上で、静かな寝息を立て始めました。
母の入院。
一番辛かったのは、ありすなのかもしれません。
そしてようやく母の退院が決まりました。
これでありすにもまた平穏な日々が訪れることでしょう。
…よ、よかった(ほっ)

でも。
家を出てから徐々によそよそしくなったあの子が、母の不在の間は、あたしに懐いてくれたのは、不幸中の幸いってゆーか(笑)
やはり猫が好き。っつーか、ウチの子が一番好き(えへ)

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